講師・登壇料交渉の仕方を、日本トップのセミナー会社社長に聞いてみた。

講師料・登壇料って、
どうやって交渉してます?
もし、苦手という方がいれば、
今回の話は一つの選択肢になると思います。
そもそも価格の提示の仕方、
どのように伝えていますか?
仲介で研修会社がいれば別ですが、
直受注の場合に関しては、
自分のHPに記載する、
直接その場で担当者と交渉する、
相手の靴をみて値段を決める。
色々なやり方があるかと思います。
他にも。
登壇時間とか、相手の人数とか、
どこまで成果にコミットとか、
バックエンド商品を紹介していいかダメか。
それによって価格自体も変わってきます。
その交渉、どうしてますか??
先日、ディレクターとして企画に関わり、
無事に終了した1000名イベント!
(おかげさまで、参加者の評判も上々です!ありがとうございました!)
このイベントの登壇講師のうちの2名が、
昨日、とあるプロジェクトで登壇しました。
オープンではない公開コンサルですが、
関係者として、オブザーブ参加。
ランチまでご一緒できたので、
色々とお話する機会に恵まれました。
その時に、講師との登壇料の交渉について、
面白い話を聞いたので、シェアします。
その社長は、
日本を代表するセミナープラットフォームをもつ会社の社長で、
海外の大物講師を何度も日本に招き、
6000名以上の超大型イベントも手がけている方。
いわば日本を代表するセミナーイベントプロデューサーです。
そんなすごい社長がやっている、
海外の大物講師との交渉術・・
知りたくないですか?(笑)
それは、、、
直接、交渉しないこと、
だそうです。
正確には、直接英語で交渉をせず、
通訳を介して交渉をする。ということ。
かつて社長は、外資系で10年勤務。
バリバリ英語は使っていたにも関わらず、です。
一切、直接交渉をしない。
これが秘訣だそうです。
なぜだか想像できますか??
「直接、海外の大物と英語で交渉をして、
勝てるわけがない」
と言う理由だそうです(笑)
でも、言われてみれば、相手は超大物。
そして世界のカリスマスピーカー。
相手の言語で交渉は、結構分が悪い話ですよね。
だからこそ、
「全部、通訳さんを通します」
と言うことになるそうです。
通訳を通して、交渉を進める。
価格の話になった時には、難しそうな顔をしてみる。
その沈黙に押されて、相手との交渉が、グッとやりやすくなるそうです。
これは非常に興味深いヒントです。
例えば、個人で仕事をしている場合でも、応用可能な手法です。
人気芸能人でも、ギャラ交渉はマネージャーや、会社がやるとの同様。
本人が交渉しないことで、自分のブランドも守れます。
もしあなたが、独立の頃からずっと受けていて、
もういい加減この価格でやるのはキツイ。
そんな場合には、思い切って仲介者を入れてみる。
秘書、営業員、プロデュース会社、電話代行、
世の中にはいろんなツールが存在します。
かのドナルド・トランプも、元はセミナー講師ですが、
価格交渉は全て秘書が電話で行い、
「その価格ではトランプは講演いたしません」と、
ガンガン案件の交渉をさせていたとか。
自分で交渉するのが得意!好き!
なら問題ないですが、
自分で交渉するのが苦手であれば、
そういった交渉のプロに任せるのも手です。
全部、1人で世界を背負う必要ないんですね。
今日は平日最後、頑張っていきましょう!
櫻井樹吏